こんにちは!
みなさん、最近「筋膜リリース」という言葉をテレビや雑誌などで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
今日はその「筋膜リリース」について、少し詳しくお話ししていきたいと思います。
◆ そもそも筋膜って何?
筋膜とは、筋肉を包み込んでいる薄い膜のこと。皮膚のすぐ下にある「浅筋膜」から、筋肉の奥深くにある「深筋膜」「筋外膜」、さらに**筋繊維1本1本を包む「筋内膜」**まで、いくつもの層が重なって構成されています。
かつては、解剖学の世界では「できるだけきれいに剥がすこと」が重要とされ、いわば“邪魔者”のように扱われていました。
しかし近年では、この筋膜が筋肉の動きや柔軟性、筋力発揮に深く関係していることが分かり、非常に重要な組織として注目されるようになったのです。
◆ 筋膜は全身でつながっている
筋膜は全身にくまなく張り巡らされていて、前後左右・上下の6方向に繋がり合っています。
この構造が、私たちの腕や脚、胴体の滑らかな動きをサポートしているのです。
ところが──
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悪い姿勢
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偏った動作
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長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)
これらによって一部の筋膜に“よじれ”が生じると、その影響はまるでセーターの一部を引っ張った時のように、体のあちこちへ波及していきます。
◆ なぜ筋膜がよじれてしまうのか?
本来、動物は筋膜のよじれを自然に解消する機能を持っています。
たとえば猫がのびをしたり、犬が足で体を掻いたりするのもその一例。動物たちは本能的に筋膜のねじれや緊張をリセットしているんですね。
しかし私たち人間は…
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学校や職場での座りっぱなし
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公の場で自由に伸びたり動いたりしにくい環境
こうした社会的背景から、身体の自然な調整機能が抑制されやすく、筋膜のよじれが慢性化してしまうのです。
◆ 筋膜のよじれは“ゲル化”する!?
筋膜が長時間よじれていると、その部分がゼラチンのように固まってしまうことがあります。これは「ゲル化」と呼ばれる状態です。
筋膜の中にあるコラーゲン繊維やエラスチン繊維が一部に寄り集まり、さらに水分(基質)が失われてしまうことで、粘り気のある“固まり”になってしまうのです。
これが原因で、筋肉の動きが悪くなったり、肩や腰のハリ、疲労感、痛みに繋がってしまうこともあります。
◆ 自分でできる!筋膜のよじれチェック
「どこに筋膜のよじれがあるのか分からない…」という方もご安心ください。
セルフケアでも、筋膜の流れに沿った動きをすることで、自分の“ひっかかる部分”=筋膜のよじれを感じ取ることができます。
たとえば:
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肩甲骨まわり
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腰
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ふくらはぎ
など、人によって「突っ張り」や「ひっかかり」を感じる場所は様々です。そこが、あなたの“筋膜のよじれポイント”かもしれません。
◆ よじれた筋膜をどうリリースするの?
こうしたゲル状に固まってしまった筋膜も、90秒間じっくり伸ばすことでほぐれてくると言われています。
ここで重要なのは、
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無理に強く押さないこと
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痛みではなく「気持ちよさ」を目安にすること
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呼吸を止めず、リラックスして行うこと
実際の筋膜リリースの方法や具体的なやり方については、また次回、詳しくご紹介しますね!
🌟 まとめ:筋膜リリースは“現代人の新習慣”
筋膜は全身を包む重要な組織
悪い姿勢や生活習慣で“よじれ”が生じやすい
よじれはゲル化し、動きの悪さやコリの原因に
90秒間の正しいリリースで筋膜は整えられる
現代の生活環境では、筋膜リリースは“健康維持の新習慣”とも言えるかもしれません。
まずはご自身の身体の感覚に意識を向けて、無理なく始めてみましょう!
当院へのアクセスはこちらをご参照ください。
住所〒653-0812
兵庫県神戸市長田区長田町1-3-1-123 サンドール長田南館1F
診療時間 月・火・水・金・日9:00〜12:00,14:00〜19:00、土 9:00〜14:00
(祝日は通常営業)木曜定休日
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